【パーソナルクーラー】これ1台で、この夏を乗り切れるの?【宝島社】

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パーソナルクーラーだけで夏の暑さを乗り切れる?







夏本番になってきますと、寝苦しい夜が続きますねー

筆者宅では、息子が幼いため家族全員同じ部屋で就寝しています。

真夏でも、室温管理者(妻)は子供が風邪ひくと言い張り、冷房温度を28℃より下には設定してくれません。

個人差にもよると思いますが、冷房温度が28℃だと「寝苦しく」なかなか眠りにつくことができませんでした。

どうしたものかと思案していたところ、パーソナルクーラーなるものをネットで見つけました。

「これは!」

と、思い、早速購入してみました。

今回は、その購入したパーソナルクーラーのレビューをおこないたいと思います。


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選定

今回、購入したパーソナルクーラーは宝島社より発売されている「涼しさを持ち運ぶ冷風扇 パーソナルクーラーBOOK」です。


発売日 2021年6月3日
価格 3,278円(税込)




パーソナルクーラーとは、どのようなものなのか宝島社の公式サイトで確認してみます。

涼しい風をどこへでも持っていける、コンパクトサイズの冷風扇ができました! エアコンの風が苦手な方や同居する家族と好みの室温が合わない方、仕事中に頭を冷やしたい、就寝時に少しだけ涼しくしたい、キャンプやバーベキューなどアウトドアでの暑さ対策など、暑い季節に1台あると便利です。USB電源なので、パソコンやモバイルバッテリーにつないで使用でき、スマートフォン用のUSB充電器を使えば家庭のコンセントでも使用できます。充電式ではないので、バッテリーの残量を気にすることなく使用できます。

宝島社 涼しさを持ち運ぶ冷風扇 パーソナルクーラーBOOKより引用



なるほど「就寝時に少しだけ涼しくしたい」と、いう目的にぴったりです。価格も安価に抑えられていましたので、この製品に決めました。
また、宝島社といえば、いわゆる出版社です。その宝島社が販売している製品といったところも興味を持った理由の1つです。


パーソナルクーラーの紹介

では、パーソナルクーラーを紹介したいと思います。


製品パッケージの紹介

まず、製品パッケージの紹介です。


はじめに、製品パッケージの正面をみてみます。

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「涼しさを持ち運ぶ冷風扇 パーソナルクーラー」という製品名が表記されています。

また、側面にも表記されていますが、「最大マイナス7.2℃」、「電気代約96%OFF」と表記されています。




次に、製品パッケージの側面をみてみます。

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製品の特長がずらりと表記されています。


以下は製品の特長です。

·電気代約96%OFF
·軽量 約590g
·風量3段階
·風向調整
·音が静か
·コンパクト
·ハンドル付き
·USB電源

製品の特長通りなら、使用目的と一致しますので期待が膨らみます。

製品パッケージの背面などに表記されていますが、「最大マイナス7.2℃」は、「室温23℃、風量・中で10分動作後、吹き出し口にて測定。」と明記されていますので、それ以外の条件では、「最大マイナス7.2℃」は達成しないようです。

また、「電気代約96%OFF」に関しても、「最小消費電力130Wの一般的な6畳タイプのエアコンと比較。」と明記されていますので、エアコンの種類により、パーセンテージは変動するものだと思います。



本体の紹介

続いて、本体の紹介に移りたいと思います。


はじめに、取扱説明書です。

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取扱説明書の表紙を見ると、いかにも涼しそうで、さわやかなイメージです。



取扱説明書の内容を確認してみます。

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製品の特長や使い方、また、ご使用上の注意などが記載されています。



次に、保冷剤とマイクロUSB電源ケーブルです。

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電源ケーブルはマイクロ USB ケーブルです。

まだまだ、マイクロ USB を採用している製品って多いですよね。

早く Type-C が主流になって欲しい。



次に、本体です。

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本体上面には給水栓が配置されています。


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本体正面に目を移すと、電源ボタンと風量ボタンが配置されています。


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また、本体背面に目を移すと、そこには、マイクロUSBポートが配置されています。




以下は、本体上面の給水栓を取り外したイメージです。

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給水栓を取り外すとタンクが現れますので、ここから水を注水することができます。

なお、取扱説明書によるとタンク容量は150mLです。




以下は、下面のフタをあけフィルターケースを取り外したイメージです。

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フィルターケースの中に保冷剤を入れることで、吹き出し口から冷気が噴出されます。

ちなみに、フタが固く開けるのが大変でした。



本体サイズ・重量の紹介

続いて、本体サイズ・重量を測定してみたいと思います。


はじめに、本体サイズを測定してみたいと思います。

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ちなみに、本体サイズは製品パッケージの背面に明記されています。


以下は、製品パッケージの背面に表記されていたサイズです。

高さ 13.8cm
14.5cm
奥行 14.8cm




実測は値、高さが「約13.1cm」幅が「約13.1cm」でした。

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また、奥行は「13.3cm」でした。

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公表されているサイズとは少し違いました。

おそらく公表されているサイズは、高さは給水栓、幅や奥行はハンドルを含めたサイズだと思いますので、それを含めると公表されているサイズとほぼ一致していました。




次に、本体重量を計測してみたいと思います。

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製品パッケージの紹介」で記載した通り、製品パッケージには「軽量 約590g」と明記されています。

実際に本体重量を測定したところ「587g」でしたので、公表されている重量と一致しています。

ただし、実際に使用する際は、本体重量に水の重さと保冷剤の重さがプラスされます。




ちなみに、保冷剤の重量は「35g」でした。

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使い始めの重量は、本体(587g)、保冷剤(35g)、水(150g)を合わせ、合計772gとなります。


重量は使用用途によります。
保冷剤を使わず、また、給水もしない場合は公表されている重量となります。
なお、給水した場合でも、使用時間により重量は変化します。



パーソナルクーラーのレビュー

続いて、パーソナルクーラーのレビューに移りたいと思います。


パーソナルクーラーの使用前準備

まず、パーソナルクーラーの使う前の準備方法をレビューしたいと思います。


パーソナルクーラーを使う前に、付属の保冷材に水分を含ませます。

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容器に水を張り保冷剤を入れます。

3~5分すると保冷剤が膨れますので、表面の水を拭き取り冷凍庫に入れます。




数時間後、冷蔵庫から凍らせた保冷剤を取り出します。

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凍った保冷剤をフィルターケースに乗せ、本体にセットします。




付属の保冷材以外も試してみたいと思います。

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小さめの保冷剤であれば、付属の保冷剤以外もフィルターケースに乗せ、本体にセットすることもできました。




次に、給水栓を取り外し、タンクに水を注水します。

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以上が、パーソナルクーラーの使う前の準備方法となります。

使う前の準備は非常に簡単ですね。



パーソナルクーラーの使用レビュー

続いて、パーソナルクーラーの使用レビューに移りたいと思います。


付属のマイクロ USB 電源ケーブルをコンセントに差し込みます。

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電源ボタンを押せば涼しい風が流れてきます。

また、風量ボタンにて、風量を3段階切り替えることができます。




次に、製品パッケージに表記された「最大マイナス7.2℃」を確認するため、吹き出し口の温度を測定します。

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測定条件は以下の通りです。

・室温23℃
・風量・中(10分動作)

吹き出し口の温度は「14.1℃」でした。室温からマイナス「8.9℃」です。
かなりひんやりした風が流れてきました。




次に、製品パッケージに表記された「音が静か」を確認します。イメージは取扱説明書の写真です。

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騒音計を保有していませんので、数値で表すことができませんが、とてもうるさい。

風量・小でもうるさい。寝室に設置した場合、寝れません。

こんなの絶対無理!



パーソナルクーラーの電力消費のレビュー

続いて、パーソナルクーラーの電力消費を計測してみたいと思います。

なお、電力消費の計測には節電エコチェッカーを使用します。

商品の詳細はこちら




製品パッケージに表記された「電気代約96%OFF」を確認するため、節電エコチェッカーを間にはさみコンセントに差し込みます。

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消費電力は「6W」でした。

2021年6月の電力単価は、1kWhが約20円でしたので、1時間当たりの電気代は1.2円です。(0.06kW×20円)

寝室のエアコンと比較してみると、なんと最大約「98%」の電気代を抑えることができます!

なお、寝室には、三菱電機のMSZ-GE2217-Wを設置しています。


パーソナルクーラーだけでは、室温を下げることはできません。パーソナルクーラーを最大限に利用するために、室温「23℃」が条件となります。

熱帯夜の室温は「23℃」とはならないため、エアコンにパーソナルクーラーをプラスして使用すると思います。その場合はエアコンの消費電力にパーソナルクーラーの消費電力がプラスされるため、単純にパーソナルクーラーの消費電力が加算されるだけとなります。



パーソナルクーラーの改造

このままでは、寝室に設置できるレベルの音ではありません。おそらく騒音の原因はファンの回転音だと思いますので、ファンの交換に着手したいと思います。


ご使用上の注意

なお、「ご使用上の注意」には、「本体を分解したり、改造したりしないでください。」と表記されています。

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とは言っても、このまま使った場合、妻と子供からクレームがきます。家庭の平和を守るためにも、ファン交換に着手します。



ファン交換

では、ファン交換に着手します。



まず、パーソナルクーラーを分解しファンを取り出します。

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取り出したファンのサイズは「92×92×25mm」でした。


パーソナルクーラーを分解する際、1箇所ネジがはまっていませんでした。
「Made in China」の闇を見た気がします。




以下は、交換用ファンです。

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パーソナルクーラーから取り出したファンと同サイズのファンを保有していました。

保有していたファンは比較的静かなファンですので、交換用ファンとして持って来いです。



交換前のファンのコネクタは「2Pin」で、交換用のファンのコネクタは「3Pin」でした。ケーブルに関しても少し改造しました。



パーソナルクーラーの使用レビュー

続いて、ファン交換後のパーソナルクーラーの使用レビューに移りたいと思います。


付属のマイクロ USB 電源ケーブルをコンセントに差し込みます。

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電源ボタンを押すと、ファンは正常に動作し涼しい風が流れてきました。

ただし、風力は少し下がりました。交換前のファンの風量「中」が、交換後ファンの風量「大」ぐらいです。しかし、騒音は体感で「50%」程度収まった感じがしました。

これなら、クレームはないと思います(笑)




次に、ファン交換後の吹き出し口の温度を測定します。

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吹き出し口の温度は「15.2℃」でした。

条件はファンの交換前と同じですので、交換前より少しだけ冷却能力が落ちたかもしれません。
でも、許容範囲です。



内部フィルター

最後に内部フィルターに関して触れてみたいと思います。


取扱説明書を読むと、内部フィルターの使用期限は6か月と明記されています。

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また、取扱説明書には以下の記載もありました。

交換用フィルターを手に入れたい場合は、事務局に連絡してください。
もし、交換用フィルターを手に入れたい場合は、事務局に連絡してください。
また、交換用フィルターの価格は消費税、送料、代引き手数料込みで、全国一律1500円です。

高いです。内部フィルターを自作できるか検討してみたいと思います。


まとめ

以上が、「宝島社 涼しさを持ち運ぶ冷風扇 パーソナルクーラーBOOK」のレビューとなります。

いかがでしたでしょうか?

パーソナルクーラーという名が付くだけあり、思っていたよりも涼しい風が流れてきました。
冷却機能は実用レベルだと思います。

ただし、音に関しては実用レベルではありません。
1人暮らしならまだしも、家族と一緒に暮らしているのであればファン交換は必須だと思います。

ファンの騒音に関しましては、購入したパーソナルクーラーがはずれ個体だった可能性もありますので、もしかしたら、静かな個体もあるかもしれません。



もし、ファン交換をせずに使用するシチュエーションを考えるとするならば、例えばバーベキューやキャンプでは活躍するかもしれません。
ただし、その場合は保冷剤がすぐに溶けてしまいますので、複数個保冷剤を準備していたほうがよいと思います。

「宝島社 涼しさを持ち運ぶ冷風扇 パーソナルクーラーBOOK」をレビューしてみた感想として・・・「ナシ」かなー。

ファン交換を前提に考えるのであれば「アリ」だと思います。その場合、分解、改造は自己責任でお願いします!
ただ、ファン交換しても「この1台」では、真夏を乗り越えることはできません。


最後までお読みいただきありがとうございました。


では。





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