悲報!?Google AdSense 広告配信制限に対する4つの対策
Google AdSense 合格後、約1ヶ月で Google AdSense の広告配信制限という憂き目にあいました。
Google AdSense の広告配信制限すらよくわかっていなかった筆者に起こる悲劇と原因究明に関して、また、Google AdSense の広告配信制限に対する4つの対策方法を紹介したいと思います。
皆様、筆者と同じような悲劇が起こらないように・・・
<この記事で学べる事>
·Google AdSense 広告配信制限に対する対策方法
発端
Google AdSense に合格した前月より、今月は広告収入が増加し早くも効果が現れはじめたのかとのんきに考えていました。
そんなある日、Web サイトを更新していると Google AdSense の広告が表示されていないことに気づきました。
Web サイトをリロードすれば、Google AdSense の広告が再表示されるかと思い、Web サイトをリロード。
しかし、一向に Google AdSense の広告が表示される気配なし。
これは一大事。早速、調査を開始しました。
時系列
以下は、時系列をまとめたものです。
① | 2021/3/20 8:30 | Web サイトの異常を検知 |
② | 2021/3/20 9:10 ~ 2021/3/20 9:30 | Google AdSense 確認 |
③ | 2021/3/20 13:30 | Google AdSense からのメール確認 |
①.Web サイトの異常を検知
Google AdSense 広告が表示されない異常を検知。
この時点では技術的なトラブルを疑い調査。
②.Google AdSense 確認
「表示できる広告の数が制限されています。詳しくは、ポリシー センターをご確認ください。」メッセージが表示される。
メッセージについて調査。
調査結果から「広告配信制限かも?」と、疑いながらも、技術的なトラブルと広告配信制限の両面からの調査を続行。
しばらくすると、ポリシーセンターに「広告配信が制限されています 無効なトラフィックの問題」メッセージが追加。
広告配信制限が確定です。
広告配信制限は分かりましたが、広告配信制限という制裁を受けた原因が不明なため調査を続行します。
③.Google AdSense からのメール確認
さらに追い打ちをかけるかのように Google 様よりメールを頂戴する。
よくよく考えると、2つ心当たりがあります。
原因究明の開始です。
原因
「ポリシー違反への措置 無効なトラフィックやポリシー違反によりアカウントが停止された場合の対処法」は Google にて公開されています。
以下は、その抜粋です。
ご自身のコンテンツで広告をクリックした
サイト運営者様がご自身のサイトや YouTube チャンネルの広告をクリックしたり、自動か手動かを問わず、広告のインプレッション数やクリック数を人為的に増加させたりすることは禁止されています。また、広告主様の費用を増加させるのを防ぐため、YouTube コンテンツに広告を掲載しているお客様は、ご自身の動画を再生する際は広告をスキップしていただく必要があります。
サイトに表示される広告の情報を詳しく知りたい場合は、広告の URL をブラウザのアドレスバーに直接入力してください。1 人または複数のユーザーが広告を繰り返しクリックした
ポリシー違反への措置より引用
他のユーザーに広告の再読み込みやクリックを依頼することはできません。これには、サイトやチャンネルのサポートをユーザーに依頼する、広告を表示したり検索を行ったりしたユーザーにそのような行為を行う第三者に報酬を約束するなどの行為が含まれます。
広告の誤クリック
まず、広告の誤クリックです。
Google AdSense 広告に楽天モーションウィジェットが表示されたとき、Web サイトに配置した楽天モーションウィジェットと見分けがつかなかったため、Google AdSense 広告を誤クリックしたかも。
そんなことはありません。十分、気を付けていました。
Google AdSense を申請時の調査で、自身や自身の近くの人の広告クリックが NG なことは調査済みです。
広告配信制限の原因に広告の誤クリックは該当しません。
広告のクリック依頼
次に、広告のクリック依頼です。
広告のクリックを依頼したことはありません。が・・・
「まさか!?」と、思い、知人に連絡したところ、原因が判明。
俗にいう「善意の不正クリック」です。
仕事先の仲間のうち特に仲が良い1人に、Web サイトの開設を教えたことがありました。
知人はブログの知識は、ほぼありませんがどこからか広告をクリックすることで収益につながることを知ったそうです。
知人曰く「職場の PC で Web サイトにアクセスした時、広告をクリックしたよ。」と。
ありがとう(泣)でも「ダメ。ゼッタイ。」 それ「善意の不正クリック」
完全なミスです。
在宅勤務が多く、知人に Google AdSense の合格について、そして、身近な人の広告クリックは NG だと伝えることを忘れていました。
とはいえ、「アドセンス狩り」の対策を実施していませんでしたので、いずれ、広告配信制限の制裁は受けていたと思います。
対策
原因も究明ができましたので、今回のことを踏まえ具体的な対策を紹介いたします。
善意の不正クリックの説明(※実施済み)
スマホアプリによる再発防止
プラグインによる再発防止
異常な広告クリックの監視
アプリ
まず、アプリによる広告の誤クリック対策です。
Google AdSense 広告の誤クリック対策として、スマホ(iPhone、Android)に AdBlock をインストールします。
これにより、Google AdSense の広告がブロックされるため、自身で Google AdSense 広告の誤クリックすることがなくなります。
AdGuard ー Safariでしっかり広告ブロック
Performix無料posted withアプリーチ
プラグイン
次に、プラグインによるアドセンス狩り対策です。
アドセンス狩り対策として、プラグイン(AdSense Invalid Click Protector、Code Snippets)をインストールします。なお、プラグインのインストールおよび設定方法に関しては、別の記事でまとめていますので、よろしければこちらをご覧ください。
監視
続いて、Google AdSense 広告のクリックに対する監視です。
Google AdSense から毎日、クリック率を監視します。
可能性も含め、異常と思われる Google AdSense 広告のクリックを見つけた場合、Google の「無効なクリックの連絡フォーム」にて報告します。
教訓
Web サイトの運営は「簡単では無い」という教訓になりました。
今回の悲報は Google AdSense の合格という朗報にうかれたまま、Web サイトの運営リスクを調査もせずそのままにしていたことが原因となります。
しかし、逆に捉えると Web サイトを開設し運営し始めた早い段階でその運営リスクを理解し対策を講じることができたのは、悲報ではなくむしろ朗報だったと考えることができます。
とはいえ、すべては広告配信制限が解除していただけたらの話なんですけどね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
では。
追伸
「2021/3/31」に広告配信制限が解除されました。約10日間の制裁でした。
また、ポリシーセンターのメッセージが消えたことが確認できたのは「2021/4/05」です。
ひとまず、ほっとしました(汗)