激安スチーム式加湿器 SHM-100U レビュー
以前、当ブログにてペットボトルに装着するだけの超音波式加湿器のレビューをおこないました。
その加湿器は、コンパクトで給電も USB。そのためどこでも使えるタイプなので、持ち運びにピッタリです。
出張先のビジネスホテルなど、出先の乾燥する場所で活躍してくれます。
しかし、コンパクトなだけあって、備え付け用としては物足りないのです。狭い部屋ならまだいいのですが、6畳の洋室ぐらいになると加湿パワーが足りません。
そこで、6畳程度の洋室や作業デスク周りの備え付け用加湿器としてなら十分活躍してくれるのではと期待して、コンパクトな激安スチーム式加湿器を購入しました。
今回は、そのコンパクトな激安スチーム式加湿器のレビューをしたいと思います。
選定ポイント
以下が、加湿器の選定ポイントです。
·こまめな手入れが必要な超音波式加湿器は避け、比較的にメンテナンスが楽なスチーム式加湿器。
·作業デスク周りでの使用にマッチしたコンパクトな加湿器。
·とにかく安い加湿器。
以上を踏まえた結果、購入した商品はこちら IRIS OHYAMA から発売されている「SHM-100U-A」です。
選定理由は、2021年12月時点の「価格.com 加湿機部門」の売れ筋ランキングで「4097製品中40位」だったこと、また、スチーム式の中で一番安かったことが決め手となりました。
SHM-100U の紹介
では、SHM-100U のパッケージ、本体などを紹介したいと思います。
商品パッケージ
まず、商品パッケージを見てみます。
パッケージ正面に「身の回りをしっかり潤す卓上タイプ」「清潔加湿&アロマの香り」と表示されています。
ちなみにアロマオイルは内包されていませんのでご注意ください。
次に、パッケージ側面です。細かい仕様が表示されています。
電気代まで表示されています。
激安製本を購入する際の目安になりますね。
取扱説明書
続いて、取扱説明書を少し見てみます。
取扱説明書は保証書付きとなっています。
IRIS OHYAMA の公式サイトでも確認できますが、保証期間は「お買い上げ日より1年間」です。
パッケージ側面にも表示されていましたが、取扱説明書にも製品の使用が説明されています。
パッケージ側面の表示から [適用床面積] が追加されていますが [電気代] が省かれています。
以下は、パッケージ側面と取扱説明書を総合した仕様です。
電源電圧 | AC 100V | |
電源周波数 | 50 / 60Hz | |
消費電力 | 80W | |
加湿量 | 約100mL / h | |
加湿時間 | 約8時間 | |
適用床面積 | 和室 | 約1.5畳 |
プレハブ | 約3畳 | |
水タンク容量 | 約0.8L | |
製品寸法 | 幅 | 205 |
奥行 | 100 | |
高さ | 205 | |
製品質量 | 約0.6kg | |
電気代 | 1時間あたり約2.2円 |
本体
続いて、本体を見てみます。
付属品はなく本体のとなっています。
すごくシンプルな作りなので、個人的にはいいと思います。
電源スイッチは、本体の背面に配置されています。
電源スイッチは1つ。めっちゃシンプルですなー
なので、チャイルドロックなどの機能もありません。
各パーツの取り外し
続いて、各パーツを取り外してみます。
なお、各パーツの取り外しは取扱説明書を見ながらおこないます。
水タンクはロックされていませんので、本体から簡単に取り外すことができます。
次に、蒸気口キャップを取り外します。
蒸気口キャップもはめ込み式のため、加湿筒から簡単に取り外すことができます。
次に、加湿筒を取り外します。
加湿筒もはめ込み式のため、本体から簡単に取り外すことができます。
次に、安全カバーを取り外します。
安全カバーは本体にのせているだけですので、簡単に取り外すことができます。
水タンクへの給水は、キャップを取り外すだけです。
これだけ簡単に各パーツが取り外せるので、月1の面倒なお手入れも楽ちんです。
ただし、面倒でもヒーターのお手入れは2週間に1回は必要です。
とは言っても、市販のクエン酸と歯ブラシがあれば、ヒーターのお手入れも1時間程度で終わります。
SHM-100U のレビュー
では、実際に使ってみたいと思います。
なお、屋内での SHM-100U の設置位置に関しましては、取扱説明書をご覧ください。
水タンクに給水し、電源スイッチを ON にします。
数分後(取扱説明書では5分後と説明されています。)蒸気口から水蒸気が出始めます。
使い方はそれだけ。それだけです。
いたってシンプルですね。
なお、パッケージ画像ほどの水蒸気は噴出されませんでした。
以下は、加湿器の使用前後の湿度です。
加湿器使用後は、10%ぐらい湿度が上がっています。
次に、アロマトレーを使ってみます。
取扱説明書を見ると、アロマオイルはアロマトレイの半分以下で使うとのことです。
なお、今回はアロマオイルではなく取り外し式タンクに混ぜる、加湿器用フレグランス「加湿器タンクの除菌芳香剤」を準備しました。
アロマトレイに加湿器用フレグランスを適量たらし、電源スイッチを ON にします。
加湿器用フレグランスは、アロマオイルではないのでほとんど効果がありませんでした。
次に、加湿器用フレグランスを水タンクに混入し使ってみます。
なお、取扱説明書を見ると注意書きがありました。
「40℃以上の水・化学薬品・芳香剤(アロマオイルなど)・ミネラルウォーター・アルカリイオン水・井戸水・浄水器の水などは使用しないでください。」と説明されていますので、加湿器用フレグランスも NG だと思います。
加湿器用フレグランスを使用する場合は、自己責任ですね。
まー、注意書きはありましたが、構わず加湿器用フレグランスを混入します。
加湿器タンクの除菌芳香剤の説明に、水2Lにキャップ1杯の割合と説明されています。
水タンクが約0.8Lの SHM-100U の割合は、キャップ半分で十分だと思います。
水タンクに加湿器用フレグランスを入れ、電源スイッチを ON にします。
びっくりです!部屋中にめちゃめちゃハーブのいい香りが漂っています。
想像以上でテンション Max っす!!!
消費電力
節電エコチェッカーを使って消費電力も計測してみたいと思います。
公称通り、消費電力は 80W でした。
これなら、それほど電気代を気にせずに使うことができます。
メリット・デメリット
最後に、メリット・デメリットを列挙したいと思います。
〇メリット
·スチーム式加湿器の中では、とにかく安い。
·壊れても精神的なダメージが少ない。タンクに芳香剤を入れた使い方をしても OK。
·消費電力が少なく、経済的。
·コンパクトで場所をとらない。
●デメリット
·適用床面積が狭いため、広めの部屋ではパワー不足。
·水がなくなるのが早い。使ってみると、6時間ぐらいで水がなくなる。
·蒸気口の噴出部分が熱くなる。(加熱式は仕方ない?)
·コンパクトで軽いため、安定感はないかも。
·シチュエーションによっては、音が気になるかも。
まとめ
以上が、スチーム式加湿器「SHM-100U」のレビューとなります。
いかがでしたでしょうか?
その値段の安さからダメ元で購入してみましたが、結果的に6畳ぐらいの洋室なら十分な加湿能力で部屋中が潤ってくれます。
ただし、静音モードなどの機能は備わっていませんので、音に関してまでは高望みできません。
筆者が寝室で使用している、2013年モデルのダイニチ HD-3013(ハイブリッド式)など、静音性に優れた加湿器と比べると、それなりに音は気になります。
そのあたりは値段なりって感じですね。
まー、でも、日中、作業デスクの周りで稼働している分には、それほどその音も気になることはありませんので、シチュエーションによっては、その音も問題ないレベルです。
一方、加湿器用フレグランスは、加湿器自体の値段が安かったので躊躇なく水タンクに混入できました。
また、その効果も絶大で、部屋中がいい香りで、いつもよりもリラックスして過ごせているような気がします。SHM-100U を購入した場合、一緒に加湿器用フレグランスも購入した方がよいと思います。
(※SHM-100U の故障が気になる方は控えてください。筆者は1ヶ月程度、SHM-100U の水タンクに加湿器用フレグランスを入れて使っていますが故障はなしです。)
故障が気になる方は、本来、アロマオイルには対応していますので、そちらでもよいと思います。
今回、 IRIS OHYAMA のスチーム式加湿器「SHM-100U」 を購入しましたが、激安な分、加湿能力を疑っていましたが、よい意味で期待を裏切り、大変、満足な商品でした。
もし、「多機能なんていらん!」「コスパ命!!」とお考えの方なら、このスチーム式加湿器「SHM-100U」の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
きっと満足されるはずです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
では。
追伸
筆者が愛用していた超音波式のペットボトル加湿器は、メンテナンスを怠ったため2つともダメにしました。
超音波式の扱いは難しいっす(汗)