スライディングアームⅡレビュー。これで俯瞰撮影もバッチリ!
メルカリやヤフオクなどのフリマサイトなどの普及により、販売する商品などの被写体を俯瞰で撮影するケースが増えているのではないでしょうか。
筆者もブログで紹介する被写体を俯瞰で撮影していますが、これがかなり大変で、毎回苦労していました。
それもそのはず、俯瞰撮影に使っているアイテムが当サイトでも紹介しました「LED リングライト」なので苦労するはずです。
被写体が小さければ LED リングライトでも十分ですが、被写体が大きくなるとスマホを設置する位置が三脚に近いため、画角が狭く上下や左右の幅がはみ出してしまい不十分なのです。
何か改善策はないかと思い
「俯瞰撮影」
と、いう、キーワードでネットを検索したところ、SLIK 社製の「スライディングアームII」がヒットしました。
「三脚に取り付けることができ、また、角度とせり出し量が調整できる。」
とのことです。 まさに探していたものとピッタリです。
また、SLIK 社の公式サイトには,、三脚取付ネジは「U1/4、U3/8インチ両対応」と説明されていますので LED リングライトの三脚スタンドにも取り付けが可能でした。
LED リングライトの三脚スタンドも活用でき、かつ、楽々俯瞰撮影ができそうなのでスライディングアームIIの購入を決定いたしました。
結論から申し上げますと、俯瞰撮影はこれさえあれば十分だと思います。
早速、SLIK 社のスライディングアームIIのレビューをしていきたいと思います。
俯瞰撮影(ふかんさつえい)
デジタル大辞泉(小学館)より引用
ふかん‐さつえい【×俯×瞰撮影】
被写体を上から見下ろした角度で撮る撮影。
が‐かく〔グワ‐〕【画角】
デジタル大辞泉(小学館)より引用
《angle of view》カメラで、フィルム面やイメージセンサーに撮影できる範囲を、角度で表したもの。写角。
三脚のエレベーター部と雲台の間に取り付けて使用する接写用アームです。角度とせり出し量が自在に調整できます。組み合わせる三脚は中型クラス(パイプ径28mm前後)以上がお勧めです。
SLIK社の公式サイトより引用
スライディングアームIIの紹介
では、スライディングアームIIを紹介したいと思います。
商品パッケージの紹介
まず、商品パッケージを紹介いたします。
本体の全長が「497mm」と長いため、商品パッケージも大きめの箱となっています。
以下は、パッケージの側面に明記されている本体サイズです。
全長 | 497mm |
全高 | 102mm |
EVスライド | 370mm |
質量 | 530g |
全長が「約50cm 」です。これまでの LED リングライト とは違い、かなり深い位置まで撮影できると思います。これは期待大です。
本体の紹介
続いて、本体を紹介いたします。
取扱説明書となります。
取扱説明書には、仕様や使用上の注意点などが詳しく明記されています。
なお、取扱説明書に関しては、 SLIK 社の公式サイトでも確認することができます。
次に、本体となります。
スライドアーム部分に、50mmずつメモリが刻まれていますので、俯瞰撮影時の位置を記録するために活用できます。
アームロックノブを緩めるとスライドアームをスライドさせることが可能です。また、角度調節ノブを緩めるとスライドアームの角度を調節することが可能です。
次に、アングルアダプターの拡大イメージとなります。
雲台取り付けネジは「U1/4」です。
以下は、アングルアダプターを取り外したイメージです、
アングルアダプター取り付けノブを緩めると、アングルアダプターの取り外しが可能です。
次に、三脚取り付けネジの拡大イメージとなります。
三脚取り付けネジのダブルネジアダプターにて、「U1/4」と「U3/8」を調整することが可能です。
次に、ウエイトリングの拡大イメージです。
ウエイトリングに重り吊り下げ、三脚のバランスを保ちます。
重りを吊り下げないと、三脚がバランスを崩し倒れます。
ダブルネジアダプターの紹介
続いて、ダブルネジアダプターを紹介いたします。
商品パッケージには「三脚取り付けネジは U1/4 – U3/8 両対応」と明記されています。
ダブルネジアダプターを取り外し、測定してみたいと思います。
ダブルネジアダプターの内径は「約60mm」で、外径は「約92mm」でした。
本体質量の紹介
続いて、本体質量を紹介いたします。
「商品パッケージの紹介」でも記していますが、本体の質量を計測してみたいと思います。
商品パッケージには質量は「530g」と明記されています。
実際に、本体の質量を計測してみます。
本体の質量は「515g」でした。
商品パッケージや取扱説明書に明記された質量よりも、若干、軽く作られているようですが、誤差の範囲ですね。
スライディングアームIIの取り付け
続いて、スライディングアームIIを三脚へ取り付けてみたいと思います。
なお、スライディングアームIIを取り付ける三脚には LED リングライトの三脚と雲台が取り外せないタイプの三脚、SLIK 社製の「GX6400」を使用します。
まず、スライディングアームIIを LED リングライトの三脚スタンドに取り付けてみます。
スライディングアームIIを取り付ける前に LED リングライトの三脚スタンドから LED リングライトを取り外します。
LEDリングライトの三脚スタンドにスライディングアームIIを取り付けます。
ネジもピッタリです。
これで、LEDリングライトの三脚スタンドが活用できます。
次に、スライディングアームIIを GX6400 に取り付けてみます。
雲台が取り外せない三脚にも、スライディングアームIIの取り付けは可能でした。
GX6400 は、家庭用の記念写真や動画を撮影するには十分な三脚です。コスパもよいのでおススメです。
スマホホルダーの取り付け
続いて、アングルアダプターにスマホホルダーを取り付けてみたいと思います。
なお、スマホホルダーにはセルカレンズに付属していたスマホホルダーとダイソーのスマホ用三脚のスマホホルダーを使用します。
セルカレンズに付属していたスマホホルダーを取り付けてみます。
U1/4 インチネジに対応していれば取り付けが可能です。
次に、ダイソーのスマホ用三脚のスマホホルダーを取り付けてみます。
ダイソーのスマホ用三脚のスマホホルダーも U1/4 インチネジなので取り付けが可能です。
スマホホルダーの側面を取り付けることも可能です。
あまり活用方法はないかもしれません(汗)
スマホの取り付け
続いて、スマホホルダーにスマホを取り付けてみたいと思います。
なお、スマホホルダーに取り付けたスマホには OPPO 社製のReno3 Aを使用いたします。
スライディングアームIIに Reno3 A を取り付けてみます。
Reno3 A の重量ではバランスは崩れませんでした。
もし、バランスが崩れてしまう場合は、水を入れたボトル入れた袋を吊り下げることで、三脚スタンドが安定すると思います。
「本体の紹介」でも記していますが、最大搭載質量には注意してください。
俯瞰撮影レビュー
続いて、撮影レビューに移りたいと思います。
なお、被写体には「レゴ ニンジャゴー ジャングル・ドラゴン 71746」を使用します。
また、比較対象として LEDリングライト を使用いたします。
スライディングアームIIと LED リングライトに取り付けたスマホの位置を比較すると、その差は一目瞭然です。
スライディングアームIIならかなり深い位置まで撮影することが可能です。
以下は、それぞれ撮影した画像です。
やはり、スライディングアームIIではかなり深い位置まで撮影することができました。
次に、ジャングル・ドラゴンを接写するため、スライドアームの角度を調節します。
かなりの角度で調整することが可能です。
以下は、撮影した画像です。
かなり迫力のある画像となりました。
ジャングル・ドラゴンは「レゴ ニンジャゴー 地図にない島編」で登場するドラゴンです。懐っこくかわいいドラゴンです。
まとめ
以上が、SLIK 社製スライディングアームIIのレビューとなります。
いかがでしたでしょうか?
スライディングアームIIを使用することで、大きな被写体の俯瞰撮影が楽におこなえるようになりました。
また、スライドアームの角度も調整することができますので、被写体の接写も楽におこなえるようになりました。
撮影に関しては期待通りでした。
それと、ネジの規格が統一されているため保有していた三脚が有効活用できたのは大きなメリットです。もし、スライディングアームII用に三脚を購入するとなると費用がかさむため二の足を踏んでしまうと思います。
ただし、三脚を保有していない方は、別途、三脚を購入してください。
なお、デメリットではありませんが、スライディングアームIIの取り外しを繰り返しているうちに落としました。フローリングの上に落としました。
ヤッベー。床のフローイングが抉れた。
床の傷をスライディングアームIIを使用して俯瞰撮影を実施しました(泣)
あー。怒られる。鬼やべぇ。。。
皆様もスライディングアームIIの取り外しには十分気を付けてください。
筆者のように適当に扱わなければすごくよい商品ですので、俯瞰撮影にお困りの方は、是非、購入してみてはいかがでしょうか。
俯瞰撮影にも接写撮影にもおススメです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では。