【Azure】Ubuntu 仮想マシンへの VPN 接続【開発メモ】

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Ubuntu をインストールした Azure の仮想マシンへの VPN 接続手順

前回、投稿した記事では Azure の仮想ネットワークとオンプレミスのクライアントを仮想ネットワークゲートウェイ(以下、VPN ゲートウェイと呼びます)を使って VPN 接続(ポイント対サイト)を構成する手順を解説いたしました。



その中では、VPN 接続後、オンプレミスのクライアント(Windows)から Azure の仮想マシン(Windows)へリモートデスクトップ接続(以下、RDP と呼びます)を使って接続する検証も実施いたしました。

しかし、Azure の仮想マシンが Ubuntu Server(以下、Ubuntu と呼びます)の場合は RDP で接続することができません。
そもそも、Ubuntu を操作する場合は、Tera Term などのターミナルソフトから SSH を使って接続する必要があります。

そこで、今回は VPN 接続後、オンプレミスのクライアント(Windows)から Azure の仮想マシン(Ubuntu)へ SSH を使って接続する手順を解説したいと思います。

<この記事で学べる事>

·VPN 接続後の Ubuntu 仮想マシンへ SSH を使った接続方法



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SSH キーの作成

Ubuntu の仮想マシンへは SSH を使用して接続します。そのため、はじめに SSH キーを作成します。

なお、Microsoft の公式サイトに従い SSH キーを作成いたします。



Azure ポータルサイトにログインします。

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[すべてのサービス] を開き、検索ボックスに「SSH」と入力します。

検索結果に [SSH キー] が表示されるため、[SSH キー] をクリックします。




次に、「SSH キー」画面が表示されます。

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[SSH キーの作成] をクリックします。




次に、「SSH キーの作成」画面が表示されます。

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[プロジェクトの詳細] にて [サブスクリプション] および [リソース グループ] を設定します。

また [インスタンスの詳細] にて [地域]、[キーの組名]、[SSH 公開キーのソース] を設定し [確認および作成] をクリックします。




次に、「SSH キーの作成」(確認および作成)画面まで進めます。

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設定内容を確認し誤りがなければ [作成] をクリックします。




次に、「新しいキーの組の生成」ダイアログが表示されます。

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SSH 接続時に使用するため [秘密キーをダウンロードしてリソースを作成する] をクリックします。




次に、ダウウンロードフォルダを表示します。

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「pem」ファイルがダウンロードされています。




次に、[SSH キー] → [作成した SSH キー] をクリックします。

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[公開キー] が作成されています。



Ubuntu 仮想マシンの作成

本稿の目的は、VPN 接続後、オンプレミスのクライアント(Windows)から Azure の仮想マシン(Ubuntu)へ SSH を使って接続する手順となります。Ubuntu 仮想マシンの作成はスコープ外ですので、Ubuntu 仮想マシンの作成は簡易的な作成手順のみといたします。



Azure ポータルサイトにログインします。

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[すべてのサービス] → [無料サービス] をクリックします。

また [無料サービス] から [Linux 仮想マシン] の [作成] をクリックします。




次に、「仮想マシンの作成」画面が表示されます。

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[プロジェクトの詳細] にて [サブスクリプション] および [リソース グループ] を設定します。

また [インスタンスの詳細] にて [仮想マシン名]、[地域]、[イメージ]、[サイズ] を設定します。
なお、Ubuntu の仮想マシンを作成するため、[イメージ] には、[Ubuntu Server 18.04 LTS – Gen1] を設定します。




次に、「仮想マシンの作成」画面を下にスクロールします。

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[管理者アカウント] にて [認証の種類]、[ユーザ名]、[SSH公開キーのソース]、[SSH公開キー] を設定します。

また [受信ポートの規則] にて [パブリック受信ポート] および [受信ポートの選択]を設定し [確認および作成] をクリックします。

なお、[SSH 公開キー] には「SSHキーの作成」で作成した公開キーを設定します。




次に、「仮想マシンの作成」(確認および作成)画面まで進めます。

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設定内容を確認し誤りがなければ [作成] をクリックします。




仮想マシンが作成されました。

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VPN 接続後に仮想マシンへ接続するため、仮想マシン作成時に作成されたパブリック IP アドレスは削除します。

なお、パブリック IP アドレスの削除手順は、別の記事でまとめていますので、よろしければこちらをご覧ください。




VPN 接続と仮想マシンへの SSH 接続

Ubuntu 仮想マシンが作成できましたので、続いては、Azure の仮想ネットワークとオンプレミスのクライアントを VPN 接続し、Ubuntu 仮想マシンへ SSH を使って接続してみたいと思います。

なお、ターミナルソフトには「Tera Term」を使用します。



Windows にログインし「設定」画面を開きます。

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[ネットワークとインターネット] → [VPN] を選びます。

すでに、インストール済みの VPN 接続が表示されるため、表示された VPN 接続を選択し [接続] をクリックします。




次に、「Windows Azure Virtual Network」画面が表示されます。

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[接続] をクリックします。




次に、確認ダイアログが表示されることがあります。

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[続行] をクリックします。




VPN 接続が完了しました。

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次に、コマンドプロンプトを表示し IP アドレスを確認します。

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Azure の仮想ネットワークに接続できたことが確認できます。




次に、Tera Term を起動します。

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[ホスト名] および [サービス] を指定し [OK]をクリックします。




次に、「SSH接続」画面が表示されます。

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[ユーザ名] および [秘密鍵] を指定し [OK]をクリックします。

なお、[秘密鍵] には「SSHキーの作成」でダウンロードした「pem」ファイルを指定します。




Ubuntu 仮想マシンにログインできました。

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以上で、SSH を使った接続は完了です。



まとめ

以上が、Azure の仮想ネットワークとオンプレミスのクライアントを VPN 接続し、Ubuntu 仮想マシンへ SSH を使って接続する手順となります。

いかがでしたでしょうか?

VPN の設定に関しては、Windows であろうが Ubuntu であろうが変わりはありませんが、Ubuntu 仮想マシンの場合、Windows 仮想マシンとの接続方法が変わります。
ただし、これは Azure の Ubuntu 仮想マシンであろうが オンプレミス環境の Ubuntu 物理マシンであろうが変わりません。

そのため、VPN 接続の設定さえできていれば、SSH を使っての接続はさほど難しいことはないと思います。





最後までお読みいただきありがとうございます。



では。


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