フリッカーフリーのため、LEDライトを購入!
これまで、筆者はブログ用写真を撮影するための光量を求め四苦八苦してきました。
第1弾として、LED リングライトを導入しました。小さな被写体なら LED リングライトでも十分でしたが、被写体が大きくなるにつれ LED リングライトでは十分な光量を補うことができなくなりました。なお、LED リングライトのレビューに関しては、別の記事でまとめていますので、よろしければこちらをご覧ください。
また、第二弾として、なるべく費用を安価に抑えるため、100均の材料を駆使した撮影用ライトの導入を試みました。しかし、100均で購入した LED ライトはフリッカーフリーではないため、撮影後の写真にちらつきが映り込みます。フリッカー現象の対策として、スマホカメラ機能を調整していたのですが、毎回の調整と、時には調整し忘れる場合もあり、それが面倒になりましたので、第三弾として、フリッカーフリーの LED ライトの購入を決意しました。なお、100均の材料を駆使した撮影用ライトの導入に関しては、別の記事でまとめていますので、よろしければこちらをご覧ください。
今回は、購入したしたフリッカーフリーの LED ライトのレビューとなります。
LED ライトの選定
今まで筆者はフリッカーフリーの LED ライトを使用したことがありません。そのため、お試し感覚での導入となります。それを踏まえた選定条件を以下に記します。
1.安価なフリッカーフリーの LED ライト。はじめから、比較的高価なフリッカーフリーの LED ライトを導入しよい効果が得ることができないと、購入したフリッカーフリーの LED ライトが無駄になりかねないため。
2.100均で購入したソケットアダプターの口金は E26 なので、それを使いまわすため、フリッカーフリーの LED ライトの口金も E26 が必須
以上の条件を踏まえ購入した商品がこちら、バイコム社製のビーライトLED「BH-1226NC-WH-TW-Ra92」(以下、BH-1226NC と呼びます)です。
BH-1226NC はフリッカーフリーは当たり前のこと、値段も2,000円台と手ごろだったこと、また、口金が E26 だったことが決め手となりました。
照射角「35°」が気になりましたが、フリッカーフリーの LED ライトがフリッカー対策に適しているのかの検証を兼ねているため、照射角度には目をつぶることにしました。
LED ライトの紹介
では、BH-1226NC を紹介したいと思います。
商品パッケージ
まず、商品パッケージを紹介いたします。
商品パッケージの正面です。
「チラつかなくて高演色で奇麗に見える」、「フリッカーフリー高演色ビーム球」と表記されています。
かなり、期待できそうです。
次に、商品パッケージの両側面です。
製品仕様や注意点などが表記されています。
以下は、製品仕様となります。LED ライトをお探しの際のご一助となれば幸いです。
製品仕様 | ||
定格消費電力 | 12W | |
定格電圧 | 100V | |
色温度 | 昼白色(5000K) | |
全光束 | 1050lm | |
演色指数 | Ra92 | |
照射角度 | 35° | |
寸法 | 全長 | 108 |
外形 | 95 | |
使用温度範囲 | -10℃~40℃ | |
設計寿命 | 25000h | |
質量 | 約200g |
本体
続いて、LED ライト本体の紹介となります。
LED ライト上部から撮影したイメージです。
一般的な LED ライトとは違い、LED ライトの上部は平らです。また、上部の中央付近は少しザラザラした肌触りですが、その周りはツルツルした肌触りです。
次に、LED ライト下部から撮影したイメージです。
LED ライトの口金は E26 です。
100均で購入したソケットアダプターに接続可能です。
本体サイズ
続いて、LED ライトの大きさを測定してみたいと思います。
BH-1226NC の直径を測定します。
外形は製品仕様に明記されていた通り95mmでした。
LED ライトのレビュー
続いて、BH-1226NC を使ったレビューに移りたいと思います。
なお、比較対象として、ダイソーの「LDA8N-G-T/D60W」(以下、LDA8N-G-T と呼びます。)を使用します。価格は500円です。
以下は、LDA8N-G-T の製品仕様となります。
製品仕様 | ||
全光束 | 810lm | |
定格消費電力(W) | 8.5W | |
エネルギー消費効率 | 表記無し | |
定格入力電流(mA) | 85 | |
定格電圧(V) | 100 | |
定格寿命(h) | 40000 | |
寸法(mm) | 全長 | 110 |
外形 | 60 | |
質量(g) | 55 |
LED ライトの光量レビュー
では、BH-1226NC の光量をレビューをおこないます。
まず、点灯させたLED ライトをやや側面から撮影したイメージです。
写真では LED ライトの光量差が見えにくいのですが、照射範囲差に関してははっきりと見えます。
BH-1226NC は、後方まであまり光が届きませんが、LDA8N-G-T は、後方まで光が届いています。これは、照射角度の差によるものです。
次に、点灯させた LED ライトをやや背面から撮影したイメージです。
BH-1226NC は中心が照射されていますが、LDA8N-G-T は全体的に照射されています。
これは、正面から撮影した写真と同様に、照射角度の差によるものです。
また、LDA8N-G-T より BH-1226NC の方が中心が明るく感じます。
LED ライトの撮影レビュー
続いて、BH-1526B を使った撮影レビューをおこないます。
今回の被写体は「レゴニンジャゴー 71735 エレメント・トーナメント」です。
まず、LED ライトを上部から照射したイメージです。
BH-1226NC は被写体が明るく、また、影も濃く鮮明に撮影できました。一方、LDA8N-G-T は全体的に薄暗く、また、影も薄いため不鮮明に感じます。
LED ライトを前面から照射したイメージです。
LED ライトを上部から照射したイメージと同様の印象ですが、1点だけ違いがあります。
BH-1226NC を上部から照射した時はそれほど違和感を感じませんでしたが、前面から照射した場合、すべての被写体の明るさと影の濃さ(暗さ)が鮮明過ぎて自然光とは程遠く感じます。
フリッカー現象レビュー
続いて、フリッカー現象のレビューをおこないます。
なお、LDA8N-G-T では、きれいに(?)フリッカー現象を撮影できなかったため、比較対象としてダイソーのLEDライト「LDA7N-G-T2/60W」(以下、LDA7N-G-T2) を追加します。価格は200円です。
以下は、LDA7N-G-T2 の製品仕様となります。
製品仕様 | ||
全光束 | 810lm | |
定格消費電力(W) | 7.3W | |
エネルギー消費効率 | 110.9 | |
定格入力電流(mA) | 160.6 | |
定格電圧(V) | 100 | |
定格寿命(h) | 20000 | |
寸法(mm) | 全長 | 105 |
外形 | 60 | |
質量(g) | 28 |
まず、LDA7N-G-T2 を照射したイメージです。
はっきりとフリッカー現象が現れています。
これでは、ブログ用写真には使えません。
次に、LDA8N-G-T を照射したイメージです。
フリッカー現象は現れませんが、全体的に薄暗く、これもブログ用写真には使えません。
次に、BH-1226NC を照射したイメージです。
フリッカー現象が現れず、また、鮮明な写真が撮影できました。
これならブログ用写真に使えそうです。
その他備考
今回の撮影には「OPPO Reno3 A」に内臓されたカメラを使用しています。
まとめ
以上が、バイコム社製のビーライトLED「BH-1226NC-WH-TW-Ra92」のレビューとなります。
いかがでしたでしょうか?
今回は室内撮影で発生するフリッカー対策のため、ビーライトLED「BH-1226NC-WH-TW-Ra92」を購入しました。
カメラ(スマホ)の機種によっては、カメラ(スマホ)の機能でフリッカーレス撮影がおこなえますが、筆者のようにその機能を使いこなすことができなかったり、そもそも、カメラ(スマホ)にその機能がない場合などは、フリッカーフリーの LED ライトの導入は有効な手段になります。
また、複数のフリッカー対策の手段があるとフレキシブルに対応することが可能ですので、ブログ用写真の撮影にはフリッカーフリーの LED ライトの導入をおススメします。
ただし、デメリットとして照射角度が狭いこと。
被写体が小さい場合は照射角度が「35°」でも問題ないのですが、被写体が大きくなると左右が暗い写真になってしまいます。
これについては、バイコム社製で照射角度が広い LED ライトも販売していますので、そちらを導入すれば改善できます。なお、本ブログではバイコム社製で照射角度が広い LED ライトのレビューもおこなっています。よろしければこちらもご覧ください。
バイコム社製で照射角度が広い LED ライトの値段は3,000円台~4,000円台です。ビーライトLED「BH-1226NC-WH-TW-Ra92」とあわせて導入することをおススメします。
フリッカーフリーの LED ライトを導入することで、これまでよりも撮影がスムーズに進みます。
写真撮影時のフリッカー現象にお悩みの方は、フリッカーフリーの LED ライトを導入してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では。